レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年3月の時点で、絶滅のおそれがある種は約37,000種掲載されている。
オサガメ
オサガメは地球上に現存しているカメ類の中で、最大となる種類です。成長をすると、甲羅の長さが120~180cm、体重は300~700kgにもなります。
絶えず泳ぎ続ける特徴もあり、雌は産卵時に上陸しますが、雄の多くが一生を海で終え、上陸しません。遊泳に適した長い前脚で、水深1,300mまで潜ることもあります。
ウミガメ類全体として、地球温暖化による影響も心配の一つです。ウミガメ類は卵からかえるときの温度で、雄になるか、雌になるかが決まります。温暖化によって温度の高い砂浜が増えると、雌ばかりが生まれてしまうのです。
近年は、海へと流れ込んだポリ袋などをクラゲと間違えて食べ、それが体内から見つかるオサガメも増えました。プラスチックごみ問題の拡大もオサガメに影響を及ぼす一つの原因です。
情報・画像提供:WWFジャパン
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