ワシントン条約「センザンコウ」

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ワシントン条約とは?

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約

センザンコウは全身に硬いうろこをまとった、とても珍しい哺乳類です。鋭い爪で土やアリ塚を掘り返し、最大70cmにもなる長い舌を使って、アリやシロアリを食べます。生息地はアジアとアフリカ。それぞれ4種が生息しています。

 

世界一密猟されている哺乳類

センザンコウは、今、世界で一番密猟されている哺乳類ともいわれています。肉は食用、皮は皮革製品、うろこは伝統薬の材料として、特にアジアで多く利用されてきました。
2000年からワシントン条約でアジアのセンザンコウの国際取り引きは実質禁止になりました。しかしその後も密猟が後を絶ちません。今では全8種が絶滅危惧種に指定されているのです。

 

センザンコウ保護が一歩前進!

2016年には8種全てが、これまでのワシントン条約付属書Ⅱから付属書Ⅰに移行されました。これにより、国際的な取り引きが全面的に禁止されたのです。しかし今回の移行はまだ、センザンコウ保護に向けた一歩にすぎません。今後は生息国と消費国、両方での密猟や違法取り引きへの対策強化が求められています。

 

情報提供:WWFジャパン

WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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