レッドリストの動物たち「ボルネオウンピョウ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約40,000種掲載されている。

 

ボルネオウンピョウ

ボルネオウンピョウの生息地は、スマトラ島とボルネオ島の熱帯林です。
最大で約2mになる全長の半分近くを占める長い尾、短い脚、よく回る手首と大きな手のひら、そしてネコ類中でも屈指の長さがある犬歯(牙)など、際立った特徴を持っています。獲物は鳥やヘビから、オナガザル類やオランウータンまで狩ることも。
木から木へ枝を伝って移動することも多く、調査が難しい野生動物です。

生息域の中心がどこなのかは明らかになっておらず、推定で100km2辺り、ボルネオ島では平均6.4頭、スマトラ島では1.29頭といわれています。
減少の原因には毛皮目的の密猟もありますが、最も恐れているのは森林の消失です。パーム油の生産や、ゴム採取のための農園開発により、生息していることが知られないまま、姿を消していく恐れもあります。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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