レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年9月の時点で、絶滅のおそれがある種は約38,500種掲載されている。
スミレコンゴウインコ
コンゴウインコは、南米大陸に分布する大型のオウム類の呼び名で、スミレコンゴウインコはその中では最大の種です。
体の半分を占める長い尾を含めると体長は1mもあり、体重も1.5kgを超えます。
繁殖期は1~3個の卵を産みますが育つのは1羽のみ。繁殖も毎年成功するわけではなく、繁殖力が強いとはいえません。
推定個体数は成鳥だけで4,300羽です。生息地環境の悪化に加え、大きな脅威はペットを目的とした密猟です。絶滅危機が指摘されるようになった1980年代は合法的に取引され、アメリカでは年間100万羽を輸入していました。
現在は「ワシントン条約」で国際取引が禁じられ、国内の販売も規制されていますが、密猟や密輸は後を絶ちません。
情報・画像提供:WWFジャパン
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