レッドリストの動物たち「ゴールデンライオンタマリン」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2024年7月の時点で、絶滅のおそれがある種は約45,000種掲載されている。

 

ゴールデンライオンタマリン

ゴールデンライオンタマリンは、ライオンのような黄金のたてがみをもつサルです。ブラジルのアトランティックフォレストと呼ばれる熱帯の森に生息しています。
この森は昔、南米大陸の沿海部を覆う大きな森でした。伐採や農地の開発によって面積は大幅に減少し、今ではその12%しか残っていません。ゴールデンライオンタマリンの数も20世紀後半には200~600頭にまで減少し、絶滅寸前となりました。

2003年から、WWFブラジルやアメリカのスミソニアン博物館などが中心となって保護活動を進めた結果、今では約1,400頭まで増えています。

それでも危機が去ったわけではなく、今も開発の影響を受け続けており、人が持ち込んだ外来生物との関係も問題になっています。
森を守るための持続可能な管理や、国際的な協力が大切です。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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