レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年9月の時点で、絶滅のおそれがある種は約38,500種掲載されている。
ヨゴレ
サメの仲間であるヨゴレの最大の特徴は、ひときわ大きな背びれ と胸びれです。丸まったひれの先端は成魚になると 白っぽく変色し、この模様が「ヨゴレ(汚れ)」という名前の由来といわれています。
ヨゴレを脅かす最大の原因は、マグロ類を狙う漁具(針)に誤ってかかってしまう「混獲」の頻発です。 さらに食材の「フカヒレ」としてのひれの利用も、過剰な漁獲を招き、減少に拍車を掛けました。
この結果、1995年以降、海域によっては7~9割以上の個体の減少が報告されています。
現在は、マグロ漁船上でヨゴレがかかっても海に放すことが義務になっている他、ひれの国際取引も規制されています。今後も、国際的な協力が保護活動の鍵となりそうです。
情報・画像提供:WWFジャパン
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