レッドリストの動物たち「アビシニアジャッカル」

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。

ミミヒダハゲワシは、広げると2.8mにもなる、ハゲワシ類の中でも特に巨大な翼を持つ大型種です。主食は、死んだ動物の肉や皮など。太く大きなくちばしで死骸の腱や骨も食べ、一度の食事で14kgの死体を平らげることもあります。
ハゲワシ類が急減し始めたのは、1990年代のこと。原因は、家畜や野生動物の死骸と共に、有害な化学物質を摂取したことです。家畜に多く与えられるようになった薬品や、草地にまかれて家畜が体内に取り込んだ殺虫剤などを死肉もろとも食べ、中毒死する例が増えました。推定個体数は約8,000羽。現在も減少は続いています。保護には、繁殖地の保全強化、毒や薬品の規制、地域社会に対する理解を促進する取り組みが必要です。
問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241
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