富谷市立富ケ丘小学校 「インクルーシブ教育プログラム/パラぼ!」

宮城県

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見えない状態で動く難しさを体験

今月紹介するのは、富ケ丘小学校で行われたインクルーシブ教育プログラム「パラぼ!」です。宮城県障害者スポーツ協会が、障がいのある・なし関係なく誰でも参加できるパラスポーツへの理解を深めるために実施しています。今回は視覚障がいについて「見えないからこそ、見えてくる。」をテーマにした事前学習と、転がると音が出るボールを使って、アイマスクを着けてのサッカーを体験。どこへ行けばいいかなどを声で伝えるガイド役にも挑戦しました。

 授業を受けたのは4年生(現在5年生) の皆さんです。始めに準備運動をします。2人組になって1人がアイマスクをして見えない状態になり、もう1人が動き方を説明しました。次は4人組になって、歩くことやボールを蹴ることに挑戦。1人がアイマスクをして、3人がガイドとなって声を掛けます。「左だよ」という指示だけでは伝わらず、「左に5歩進んで前に1歩」と具体的な指示に変わっていき、表現や感じ方の違いも見られました。

 児童たちは「歩くのも怖い」「具体的な指示がないと進む方向も蹴る方向も分からない」「伝えることが難しい」と話し、見えない状態で動く難しさや、言葉だけで説明する難しさなど、実体験から多くのことに気付いたようです。担任の先生は「障がいがあるかないかの線引きをしないで、自分にできることを行動に移せる人になってほしい」と話していました。

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