滑川市立南部小学校「デジタル化を考える、体験する」

富山県

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今月紹介するのは、滑川市立南部小学校6年生のデジタル化について考え、体験する授業です。講師は、滑川市でプログラミングを教えるCoderDojo滑川の岩井さん。「電気と機械と人の調和を目指すこと」がデジタル化だと話し、みんなで考えたり、作ったりしながら分かりやすく教えてくれました。

授業は、マイクロビットという通信機能や光センサーなどを備えた小さな基板と、子供たちが学校で使っているタブレットを組み合わせて進めます。マイクロビットから音を出したり、光らせたりするプログラムを実際に入力し、機能と使い方を学びました。マイクロビットについて理解した後、取り組んだのはグループワークです。「機械は普段の生活にどんな『便利』を生み出せるか」新しいアイデアを考えていきます。チームで考える・話し合う・調べる・みんなに伝える。各自で黙々と進めるのではなく、コミュニケーションを大切にして、仲間との関わりの中から新たな発想を生み出していきます。岩井さんは「今まで困ったこと、誰かにお願いされたことを思い出して」と、子供たちに考えるときのヒントを与え、今ある便利なものは誰かの問題を解決するために作られたと説明してくれました。実現できるか、できないかは関係なく、子供たちの「あったらいいな」というアイデアを自由に出していきます。子供たちが考えたのは「ゲームをしている時間を教えてくれるもの」「通学が必要なくなるデジタル学校」と、生活の中で感じたことを生かしたものでした。

今よりも「デジタル化」が進んだ社会で生きていくことになる子供たちが、機械と人間、それぞれの良いところを上手に使って「デジタル化」に対応していけるようになってほしい。子供たちを指導する学校の先生や岩井さんのそんな思いが感じられる授業でした。

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