黒部市立石田小学校「作品鑑賞」

富山県

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見る・感じる・考える 作品鑑賞

今月紹介するのは黒部市立石田小学校の作品鑑賞です。

黒部市内にある黒部市美術館は、10年以上前から市内の小学校で図工の出前授業や作品鑑賞など、子供たちが美術に触れる機会を作っています。
取材した石田小の4年生は美術館を訪れ、花と妖精を多く描く、永田萠さんの作品を鑑賞しました。

館内には色鮮やかな77点が展示されており「ひととき心を休められるような癒やされる絵を描くことに徹する」という思いで描き続ける、永田さんの世界観が溢れた展示でした。

今回、作品鑑賞をした子供たちの多くは美術館を訪れることが初めて。絵をどんなふうに見ればいいか分かるようにと、美術館の方からプリントが配られました。
書かれていたのは「①好きな絵を探そう②絵をよく見よう③絵について考えよう④オリジナルの妖精を考えよう」という4点。このプリントをもとに絵を見て、感じたことを子供たちが発表し、美術館の方がより詳しく絵の解説をしてくれました。

子供たちは展示室を見て回り、自分の好きな絵を見つけると、何が描かれているか、どんな絵かを観察。見たときに何を感じ、どうしてその絵が好きなのかを考えていました。
「色が丁寧に描かれている」「奥行きが感じられる」「はなびらの反り返っている様子が分かる」。みんな観察するときに、色使い・絵の描き方・花や妖精の様子など、子供によって注目して見る部分が違っていて、それぞれに感じることがあったようです。

発表を終えた後は、作者の絵がたくさん描かれている絵本やインタビュー動画も見て、展示室を自由にまわりました。
絵本の展示の中には外国語に訳されたものもあり、子供たちは興味津々。「外国語の絵本を初めて見た!すごい!」と感動している子供もいました。

今回の作品鑑賞は、作者の思いや絵の世界観を自分で考えたり、伝えたり、人の意見を聞いたりしながら進めることで、より楽しむことができたようです。

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