キリバス共和国の小学生と交流
今月紹介するのは、鹿折小学校の「キリバス共和国とのオンライン交流」です。
鹿折小では2021年より3年生以上がキリバス共和国のウォー・メモリアル小学校の小学生と交流しています。内容は、お互いのまちや学校の紹介、伝統芸能の披露、地球温暖化についての話し合いなど。
キリバス共和国は、南太平洋に浮かぶ小さな島々で成り立つ国で、温暖化によって海水の量が増え、海に沈んでしまうことが心配されています。
鹿折小では「温暖化が他人事ではなく、友達に危険が迫っている身近なものだと理解できるように」との思いから、この交流が始まりました。
言葉は、日本キリバス協会代表理事のケンタロ・オノさんが通訳してくれます。
高学年の交流では両校それぞれ、地元の産業についてクイズをしながら紹介。文化や考え方の違いに両校の児童は驚いていました。「どんな食べ物が好き?」と質問をしたり、じゃんけんをしたり、笑顔も見られます。地域や環境の問題についても話し合いました。
5年生は合言葉を決めたいと相談し、みんなで考えたさまざまな案の中から「サ・カワキナ・テ・マラワ・バ・テ・メイウ(命の海を守ろう)」に決定。交流を通して、異文化や環境問題への知識、友情を深めることができたようです。
先生たちは「グローバル(地球規模)とローカル(地域)の課題を自分のこととして捉えてほしい」と話していました。