みんなで奏でる鼓笛隊を披露します
今月紹介するのは、有屋小学校の「鼓笛隊」の活動です。昭和53年に有屋山林組合から楽器を寄付いただいたことにより鼓笛隊を結成し、代々引き継がれてきました。毎年春の運動会や秋の地域イベントで披露され、保護者や地域の方々の楽しみとなっています。低学年も参加のため「各学年の児童が生き生きと活躍できるように」という先生方の思いから、年齢や児童数に合わせた編成と選曲をしてきたそうです。今年の鼓笛隊は全校児童33名で編成され、地域イベントに向けて予行演習の様子を取材してきました。
練習の準備をしている間は、自然と高学年が低学年の身だしなみを整えてあげたり、きちんと整列するように声を掛けたりするなど、手助けする場面があちこちで見られました。練習が始まるとりりしい表情に変わり、指揮・旗持ち・打楽器・鍵盤ハーモニカ・リコーダー、それぞれの担当をしっかり務めながら行進します。毎年練習を積み重ね、室内の演奏でも迫力のある素晴らしいものでした。
今年が最後の演奏となる6年生4名にお話を聞くと「みんなと一緒に合わせて演奏するのが楽しい」「後輩たちに教えるのは難しいけど、分かりやすく教えるように気を付けている」と話してくれました。冬には6年生から5年生へ、楽器や役割の引き継ぎが行われ、伝統ある鼓笛隊がまた新しく生まれ変わります。