学校内でメバルの養殖体験
今月紹介するのは射水市立放生津小学校の「陸上養殖プロジェクト」です。これは日本財団「海と日本プロジェクト」が企画するもので、子供たちは学校の水槽で養殖体験をして、海や魚、命について考えます。今年度は全国7つの小学校が取り組み、放生津小は昨年度に続き2回目の挑戦となります。
今年度、放生津小で取り組むのは5年生33名です。8月に水槽を設置し、10月にメバルの稚魚10匹を受け取り、3月まで育てていきます。
お世話をするときには「手を洗ってから」「体に傷が付いていないか観察」「餌は少しずつあげる」など、気を付ける点がたくさんあります。その中でもみんなが大切にしているのは5つの約束です。「①みんなで、②協力する、③考える、④行動する、⑤命を大切にする」。この約束を守りながら、交代でお世話をします。
養殖期間は約7カ月ありますが、活動の後半は、子供たちの中に芽生えた気持ちをもとにみんなで話し合い「育てたメバルをどうするか」を決める予定です。昨年度取り組んだ学校は「食べる」「養殖場で引き続き育ててもらう」「水族館に寄付する」など、その学校独自の決断をしました。今年度の放生津小の子供たちがどうするかは未定ですが、3月までそれぞれの思いを持ちながらメバルを育てていきます。