射水市立金山小学校「ホタルの飼育」

富山県

射水市立金山小学校

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ホタルを育てて地域の自然を学ぶ

今月紹介するのは、射水市立金山小学校3年生の「ホタルの飼育」です。金山小の周辺は、ホタルが生息する地域のため、3年生になるとホタルを通して、地元の自然や生き物について学びます。

活動は調べることから始まりました。種類、雄と雌の見分け方、餌など興味を持ったことを調べ、その知識をお世話するときに生かします。

子供たちが育てたのは、ヘイケボタルとゲンジボタルです。地域の方から成虫を受け取り、成虫が産んだ卵がかえった後、放流できる大きさの幼虫になるまで育てました。お世話をするときには、温度や水分など注意する点がたくさんありました。特にヘイケボタルは「逃げ名人」と言われるくらい、すぐに逃げてしまうため気を使ったそうです。

放流の時期が近づいた頃、ホタルの数は40頭。途中ホタルが死んでしまい、子供たちは残念がっていましたが「自然界で生き残る確率と比べるとすごいこと」と教えてもらい、自然界よりも高い確率で幼虫を育てたことを知りました。最初は簡単に育てられると思っていた子供も、実際は育てることが難しい繊細な生き物だと感じたようです。

育てた幼虫は、今年は地域の方に放流してもらいました。幼虫はこの後、サナギを経て成虫となります。6月中旬には金山にすむホタルと、育てたホタルが一緒になって、元気に飛び回る姿が見られそうです。

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