ホシガレイの稚魚を放流しました
今月紹介するのは、雄勝小学校が取り組む「ホシガレイの放流体験」です。
都道府県を巡回する形で毎年開催されている「全国豊かな海づくり大会」が、宮城県で初めて開催されました。その関連イベントの一つである「第12回大会記念リレー放流」に雄勝小も参加。学校で2019年から活用している砂浜で、全校生による放流活動が行われました。
始めに室内でホシガレイについて教わります。名前の由来や、顔は右向き・左向きどちらかなど、クイズ形式で学びました。
水槽で泳ぐ生後5カ月の稚魚を見て児童たちは「初めて見た!」と興味津々。雄勝の海の豊かさや水産資源の大切さ、世界中で海洋プラスチックごみが問題になっていることも知り、環境への関心を深めたようです。
環境を学んだ後は、小雨の中、かっぱを身に付けて砂浜へ。リレー放流メッセンジャーの「むすび丸」から稚魚が入ったバケツを受け取り、みんなで海へ放流します。
波が強くて砂浜に戻ってきてしまう稚魚を助けながら、約1,000匹を放流し終えた児童たちは「ホシガレイが大きくなって、また戻ってきてくれたらうれしい」と話していました。
先生方は「雄勝の美しい海を誇りに思い、環境保全への意識が強い子になってほしい。今後も環境美化や環境保全への関心を高められる活動を取り入れていきたい」と話していました。