仙台市立片平丁小学校「和裁の巾着制作」
「逆さケヤキ」を訪ねました
今月紹介するのは、大平小学校の「嘉右衛門山の逆さケヤキ探訪」です。
『嘉右衛門山の逆さケヤキ』とは、白石市にある宮城県指定天然記念物で、樹齢350年ほどと考えられている巨大なケヤキです。
大平小では「他の地域に誇れる物を知ってほしい」との思いから、毎年５年生が『嘉右衛門けやきの会』に案内していただき、地域の方々との交流や郷土愛を育む活動を30年以上続けています。
逆さケヤキは、標高450m付近の高い場所にあるため、登山道を登って向かいます。
舗装されていない登山道は前日の雨でぬかるみ、滑りやすくなっていました。けがをしないよう慎重に進みます。
道中、珍しい岩や地形・植物について説明を受けては、興味深そうに聞く児童たち。
不安定な足元に体力を削られて「帰りたい…」という声も出ましたが、支え合いながら2時間近くかけて全員到着！対面した逆さケヤキの大きさや風格に圧倒されていました。
名前の由来や、そばにある『嘉右衛門山の神』の祠の伝承などを教えてもらった後は、枝の広がり具合や、木の高さはどのくらいなのかを三角定規を使って測ります。太さは、児童16名が手をつないでも届かないほどでした。
けやきの会の会長は「ふるさとに愛着を持てるようになってほしい。そして、ボランティアとして一緒にケヤキの木を守ってほしい」と話していました。
