森林や林業の大切さを学びました
今月紹介するのは、松島第五小学校の「松島の森林・林業について調べよう」です。森林の役割、森林を守る人々の取り組みの大切さを知るため、環境学習の一環として20年前から5年生が取り組んでいます。宮城殖林株式会社のご厚意で、間伐(木々が密集し過ぎないように一部の木を切り倒して減らすこと)などの手入れがされた森林を、毎年1回、見学させてもらっているそうです。
宮城中央森林組合、松島森林総合の方々を講師に、森林の中をみんなで歩きながら、クイズ形式で学んでいきます。山の安全な歩き方や危険な動物に遭遇したときの対応など、さまざまな発見があって児童たちは興味津々! 質問も積極的に行います。
道中、トチやモミの木の葉、サンショウの葉や実を触ったり匂いを嗅いだり、楽しそうに観察していました。伐採や重機を使った作業現場を見学した後は、チェーンソーを使った丸太切り体験です。チェーンソーの重さや迫力ある音に驚きながらも、大人の手を借りて、2~3cm幅に丸太を切ります。硬い表情をしていた児童も、輪切りにした木を手にして「すごい!」「いい匂い!」と笑顔を見せていました。
松島森林総合の方は「自然体験を通して、五感で吸収することを忘れず、いろいろなことに興味を持ち、人の役に立てる人間になってほしい」と話していました。