マイナス思考の原因は過去の不安。精神科医おすすめの4ステップで改善・克服しよう

共通

ソクラテスのたまご

更新

「考えすぎ…」と分かっていながらもモヤモヤしてしまうママ友付き合い。もっと気楽に付き合えるようにマイナス思考に陥りがちな自分を変えていきたいと思うことはありませんか?

そこで、児童精神科医の“まえまえ先生”こと前田佳宏医師がマイナス思考や心配性について解説します。心理の専門家が伝授する不安との上手な付き合い方とは?

 

【今回のお悩み】もともとマイナス思考で心配性。子どもが学校で友達に嫌な思いをさせられたという話を聞いたり見たりすると、子ども以上に落ち込んで必要以上に心配をしてしまいます。また、相手は忙しかっただけかもしれないのに、ママ友のあいさつが素っ気なかっただけで「何かしてしまったかも?」と不安になってしまいます。不安そうな親に育てられた子どもに悪影響はあるの? 感情のコントロールができるようになりたいです。(小学3年生・女子の母/42歳)

 

マイナス思考や心配性は短所じゃない

まず伝えておきたいのは、心配症やマイナス思考はダメなことではないということです。マイナス思考や心配性だから、自分がダメな人間だとは思わなくてもいいですよ。

マイナス思考や心配性になってしまうのは、不安を感じているからですが、人は不安を感じることで準備を万全に行うことができたり、入念に調べものをしたりすることができます。心配性やマイナス思考が結果的に失敗を減らすことに役立っているのです。マイナス思考や心配性だからこそ達成できたこと、実現できたこともこれまでの人生であるはずですよ。

しかし、不安になり過ぎて眠れなくなったり、食欲がなくなったり、やる気や集中力が著しく欠けたりなど、日常生活に支障が出てきてしまうなら対処をしなくてはいけません。つまり、マイナス思考や心配性は、どう向き合って、付き合っていくかが大切なのです。

 

マイナス思考の原因は過去に感じた不安

そもそも、なぜ相談者さんにように不安が強く出てしまう人がいるのでしょうか。その原因を一概にいうことはできませんが、過去に感じた危機的状況による不安が一因となっている場合があります。

例えば、子どもの頃、突然親が帰って来ず、長時間ひとりで留守番をしていたとします。親を待っている間、子どもは不安ですよね。その後、親が帰ってきたとしても、家を空けた理由などを子ども説明せず、そのとき感じた不安をケアしないままだとしたらどうでしょう。

親が帰ってきたことで、そのときは安心できるかもしれませんが、そのときに感じた“人は突然いなくなるかもしれない”という不安は心の中に残ります

その“人が突然いなくなるかもしれない不安”は、親以外の友人や恋人に対しても発動されます。誰に対しても「いつかいなくなってしまうのではないかという不安を感じ、あらゆる対人関係に不安を感じやすい性格になることがあります。

また、不安になりやすい性格になるきっかけは、親が重い病気を患ったことで感じる不安(不可抗力による不安)や学校でのいじめ被害など、家庭以外で起きたことも考えられます。本人に自覚や印象のない出来事も不安のなりやすさにつながってる可能性があります

 

リンク先では、マイナス思考とうまく付き合い、克服していく方法をご紹介します。

全文は教育情報サイト「ソクラテスのたまご」でご覧ください。

 

 

一覧に戻る

オススメ情報