国際バカロレアって何?全国の認定校(小中高校)やメリット・デメリットを分かりやすく解説

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世界に通じる力を子どもに身に付けさせたい。そう願う保護者にこそ知ってほしい教育系キーワードが“国際バカロレア”です。

中学、高校、大学入試で目にする機会も多い国際バカロレアとは、世界共通の大学受験資格を得られる国際的な教育プログラムのこと。日

本でも国際バカロレアの認定校が増えてきていますが、国際バカロレアとは、どんなことを学び、どんなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説していきます。

 

国際バカロレアとは世界共通の国際教育プログラム

中学受験から高校受験、そして大学受験サイトでも目にすることの多い「国際バカロレア(IB)」。そもそも、どんなことを学ぶプログラムなのでしょうか。

 

国際バカロレアの目的とは

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは、ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が提供する“国際的な教育プログラム”のことを指します。1968年にチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして下記のような目的で創設されました。

 

国際バカロレアの創設目的

  1. 子どもたちが世界の複雑さを理解し、それに対処できるよう育成する。
  2. 未来に対して責任ある行動をとるための態度、及びスキルを、子どもたちに身に付けさせる。
  3. 国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保する。

 

 

日本では、主に③の大学入学資格の取得を目的で国際バカロレアに注目する人が多いのではないでしょうか。しかし、国際バカロレアは単に勉強すればいいというものでもありません。高度な学習の根底には明確な教育方針や育成すべき人物像があるのです。

 

国際バカロレアの教育方針について

国際バカロレアの教育方針は、以下の通りです。

 

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。

この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。

IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

引用:国際バカロレア公式ガイドブック

 

つまり、国際バカロレアは、世界各国の文化を理解し、多様な考え方を包容力をもって受け止められる人間の育成を目指しています。

 

また、以上のような教育方針をもって国際バカロレアでは、以下のような人物像の育成を目指しています。

 

  • 探究する人
  • 知識のある人
  • 考える人
  • コミュニケーションができる人
  • 信念をもつ人
  • 心を開く人
  • 思いやりのある人
  • 挑戦する人
  • バランスのとれた人
  • 振り返りができる人

 

特に日本の従来の教育との決定的な違いを表しているのが「心を開く人」という人物像です。

 

心を開く人

私たちは、自己の文化と個人的な経験の真価を正しく受け止めると同時に、他の人々の価値観や伝統の真価もまた正しく受け止めます。多様な視点を求め、価値を見いだし、その経験を糧 に成長しようと努めます。

引用:国際バカロレア公式ガイドブック

 

国際バカロレア認定校では、“奉仕活動”というプログラムがあり、世界中の恵まれない人々のために現地に赴いてボランティア活動を行うのです。国境を越えた教育を、実践的に行うことで世界を理解し、世界に向けて心を開く真のグローバリズムをもった人間に育つのです。

 

続きでは、国際バカロレアの教育プログラム、国際バカロレア認定校一覧、国際バカロレアのメリット・デメリットなどをご紹介します。

全文は教育情報サイト「ソクラテスのたまご」でご覧ください。

 

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