コブダイ

今回は大きな「こぶ」が印象的な、見た目も習性も力強い魚、コブダイを紹介します。「こぶ」以外にも、こんな驚きの特徴があるんです!
コブダイは、東北から九州にかけての日本海・太平洋の両岸、瀬戸内海などの岩がある沿岸に生息しています。小さな種類が多いベラの仲間では珍しく、大きく成長する魚です。山形県では離島の飛島で、特に大きく成長したコブダイがよく見られます。
成長した雄にはこぶ状に突き出したおでこと下顎があり、それが名前の由来となりました。雄は縄張りを持ち、縄張りに入ってくる他の雄を追い出します。縄張り争いでは口を大きく開けて、相手と威嚇し合うのです。日中は餌を探して活発に泳ぎ回り、夜は物陰でじっとしています。
コブダイは、サザエやカキなどの貝類の他、ウニやカニなども殻ごと砕いて食べてしまいます。それほど非常に強力な顎と硬い歯を持っているのです。喉の奥にも「咽頭歯」という歯があり、飲み込んだ物をさらにかみ砕きます。
コブダイが子供のころに「こぶ」は無い。
「こぶ」が有るのは成魚の雄だけで、稚魚や幼魚、雌には「こぶ」が無いのじゃ。
幼魚は成魚と見た目が全く異なっておる。目から尾びれにかけての体側に白い線が入っているのじゃ。背びれ・尻びれには黒いぶちがあり、尾びれも黒いのじゃよ。
全ての稚魚が雌として生まれてくるコブダイ。成長し体長が50cmを超えると、雄へと性別が変わり「こぶ」が出てきます。
雄は縄張りに複数の雌を呼び寄せてハーレムを作ります。ハーレムの雄がいなくなると雌の中の1匹が雄に変化し、再びハーレムを作ることもあるのだそうです。
加茂水族館では、大きな雄のコブダイ1匹と小さなコブダイ3匹、合わせて4匹を飼育しています。
左の写真に写っている大きな雄のコブダイは、水槽の端っこに隠れていることもある恥ずかしがり屋さんです。しかし水槽の端に隠れようとしたときに他の魚がいると、つついて追い出すこともあります。コブダイ同士のような激しい争いはしません。
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