ワシントン条約「サイガ」

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ワシントン条約とは?

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約

皆さんはサイガという生き物を知っていますか?大きな鼻が特徴的で、オスだけに角がある面白い姿をしています。生息地はカザフスタンやモンゴル、ロシアの一部地域といった中央アジアの草原地帯。このサイガが今、絶滅の危機にあります。

 

伝統薬に使われる角

現地では食用として肉が利用されている他、国際的には角が伝統薬に利用されるため取り引きされてきました。特に角はアジアで多く利用されていて、サイガの密猟を増やす原因の一つになっています。日本でも、サイの角の取り引きが世界で禁止された後、その代わりとされています。
ワシントン条約では1995年に、商業のための国際的な取り引きが制限される附属書Ⅱへ掲載されました。

 

サイガを危機から守るために

2015年に、カザフスタンでサイガが原因不明のまま大量に死んでしまう事件がありました。このように野生の動物たちは、さまざまな原因で突然脅威が降りかかることもあります。そうしたときの影響なども併せて、野生生物の保護や利用の在り方を考えなければなりません。

 

情報提供:WWFジャパン

WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす国際的な環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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