レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2020年7月更新の最新版で、絶滅のおそれがある種は約32,000種掲載されている。
ビロードカワウソ
ビロードカワウソは、アジアから東南アジアの平地の水辺に生息し、体長は65~79cm、しっぽの長さは最大50cmになる、今人気のコツメカワウソよりもひと回り大きなカワウソです。
ビロードカワウソとコツメカワウソは、2019年にワシントン条約の附属書Ⅰへ掲載が決まり、今は原則、国際取引は禁止です。日本でも種の保存法で国内販売は禁止されています。
「ビロード」の名が示す見事な毛皮は、カワウソ類に共通した保温性、撥水性に優れた物。毛皮を狙う狩猟は、昔から盛んに行われてきました。
さらに近年、生息する湿地や水田、河川などの開発、そして農薬や工業廃水などによる汚染は、主食である魚類や甲殻類など、餌となる小動物を減少させる要因となっています。
情報・画像提供:WWFジャパン
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