レッドリストの動物たち「モウコノウマ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2023年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約44 ,000種掲載されている。

 

モウコノウマ

日本をはじめ世界各地に生息する「野生馬」は、全て一度人間が家畜化したウマの子孫であり、本当の意味での野生動物ではありません。野生動物としてのウマは世界にただ1種、モウコノウマがいるのみです。
そのモウコノウマも狩猟や捕獲、生活しやすい草地や水場を家畜に奪われ、一度は野生から姿を消しました。しかし各地の動物園などに子孫が生き残っていたことから、飼育下での繁殖が始められ、再び野生へと戻す取り組みが続けられています。現在は絶滅を回避することに成功しました。

しかし、草原を食いつぶす放牧の拡大や、急激な開発、病気をもたらす家畜ウマとの交雑など、課題は多くあります。近年の気象の変化や政治の混乱も、安定した保護活動を妨げています。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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