レッドリストの動物たち「アビシニアジャッカル」

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約40,000種掲載されている。

スラウェシ島には、スラウェシマカクと総称される7種のサルが生息し、クロザルはその中の一種です。主食は果物で、原生の熱帯雨林に生息しています。
クロザルが他のサルと異なる特徴は、独特な顔立ちや、全身がほぼ真っ黒である点です。また絶滅の危機が最も大きいとされています。
クロザルの個体数は正確に分かっていません。最大の生息地であるタンココ自然保護区では、1キロ平方メートル当たり60頭と推定されていますが、他のエリアでは1km2当たり3頭余りといわれています。1978年には1km2当たり300頭を数えたことから、減少の激しさは深刻です。
主な原因は食肉とする狩猟で、保護区内でも密猟が頻発。生息地の森で進む農地への転換や、保護区内で広く行われている水銀を使った砂金の違法採掘も問題となっています。
問い合わせ:WWFジャパン
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メール:hello@wwf.or.jp
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