歴史のあるひな人形をみんなで飾りました
今月紹介するのは、玉庭小学校が取り組む「玉庭ひなめぐりの飾り付け」です。玉庭地区には、家宝として300年以上受け継がれてきたひな人形がたくさんあります。この貴重な人形を地区内にある複数の会場に飾り、来場者に楽しんでもらうイベントが「玉庭ひなめぐり」です。毎年3月に開催され、玉庭小も会場の一つ。当日券として使われる「通行手形」は児童たちの手作りで、今年は約1,200枚作りました。飾り付けは保存会や実行委員会の方にお願いしていましたが、地域へより深く関われるようにと、今年は児童も一緒に取り組みます。
みんなで飾る前に、保存会の方から玉庭地区の人形にまつわるお話を聞きます。初めて聞く内容だったようで、真剣に聞き入る児童たち。自分たちが飾る人形を目にすると「いろんな形がある!」と大盛り上がりでした。壊さないよう丁寧に持ち、ひな壇に並べていきます。児童に感想を聞くと「楽しかった!」「ひな人形について知ったことを、家族にも教えてあげたいと思った」と話していました。
飾り付けが終わった後は、4~6年生がイベントで披露する和太鼓の練習です。力強い掛け声を出しながら、息を合わせて元気良く演奏します。地域のイベントに積極的に参加し、生まれ育ったふるさとへの郷土愛を育てていきたいと、先生たちは話していました。