初冬を彩る風物詩、干し柿作りに挑戦!
今月紹介するのは、寺津小学校の「干し柿作り」です。
2007年から毎年、地域の方々を先生に招いて交流を深めながら、昔からの風習を児童に知ってもらうために始まった活動です。甘い物が少なかった昔、地域の多くの家には柿の木があり、おやつとして干し柿が作られていたのだとか。
今年の干し柿作りは、新型コロナウイルス感染症対策として、縦割り班で各教室に分かれて取り組みました。
児童たちは、地域の方と自己紹介をした後、柿がたくさん入ったコンテナから一人10個ずつ柿を取り、皮むきを開始。1・2年生はピーラーを、3年生以上は果物ナイフを使います。道具を初めて使う子に、地域の方が丁寧に教えていました。
慣れない手つきながら一生懸命な児童たち。柿を回しながら上手にむく子や、新聞紙の上に柿を置いて上から下に皮をむく子など、さまざまです。10個むき終えたら、ひもにくくりつけて終了です。
児童たちは「完成するのが楽しみ」「来年はもっときれいにむけるようになりたい」「みんなにピーラー達人と言われてうれしかった」「手がべたべたになったけど楽しかった」と話していました。
むいた柿は約1000個。12月中旬頃まで教室の外で寒風にさらし、よく乾燥させます。
完成した干し柿は家庭に持ち帰る他、作り方を教えてくれた地域の方々へお礼としてお届けするそうです。