ビオトープで生き物調査
今月は高岡市立千鳥丘小学校で取り組む「生き物調査」です。千鳥丘小では毎年4年生がビオトープと学校近くの水路での調査を通して、水や自然、生き物について学びます。
はじめに取り組んだのは、水質調査です。調査の方法や、どんなことが分かるのかは、地域の方に教えてもらいます。前日の大雨の影響もあり、水の汚れは少し多めでしたが、生き物が暮らしやすい水質だと分かりました。
その後は、生き物調査です。子供たちは網とバケツを持って、ビオトープへ。長靴がびしょ濡れになっても気にせず、草や岩陰、川底をすくってはのぞき込み、一生懸命生き物を探していました。
今回見つかったのは、ドジョウ、トノサマガエル、アカハライモリなど。過去5、6年の調査では見られなかったシジミガイやメダカも見つかり、少しずつ生き物が増えている可能性があるようです。
活動後、生き物はビオトープへ戻しますが、それまでの間、容器に入れて色や形、動きを観察します。そのとき生き物が思わぬ動きをすることで、イモリは素早く動く、ドジョウはヌルヌルしてつかみづらいなど、それぞれの特徴を知ることができたようです。子供たちは「捕まえた瞬間うれしかった!」「今まで怖いと思っていたけど触ることができた!」と話し、学校の近くにどんな生き物がすんでいるのかを楽しく学んでいました。