YKK株式会社では、黒部川扇状地に点在していた小さな森の再生を目指し、2006年から「ふるさとの森」の整備を進めています。現在は約300種の生物が観察される森に成長し、その環境を活かした環境教育にも力を入れています。
今回は「エコファミ小学生レポーター」6名が体験学習に参加しました。その様子を紹介します!
①ふるさとの森の歴史を学ぼう!
はじめに、YKKの紹介・ふるさとの森について聞きました。50年前にはいくつもあった小さな森がなくなり、生き物たちの住む場所が無くなってきています。そこでYKKでは敷地内に地元の山から木の種をとってきて育てた苗木をうえ、時間をかけて木々の成長を見守ってきました。現在、ふるさとの森は生き物たちの大切な住処になっています。
②森の音や香りを体験してみよう!
いよいよ「探検マップ」をもってふるさとの森へ出発!
最初に向かったのは「オニグルミ」の木で、小さな実がなっていました。独特の香りがする花を咲かせているのは「クリ」「初めてかぐ香り!」と歓声があがりました。森の中で耳を澄ましてみると鳥の鳴き声が聞こえてきます。たくさんの生き物たちが、ふるさとの森に集まっていることが分かりました。
③水辺の生き物を見つけてみよう!
次に向かったのはふるさとの森にある池です。水辺には、「アマガエル」や「メダカ」、「トミヨ」がいました。子供たちは、生き物を見て「気持ちよそうに泳いでいるね!」と生き物たちの住処をじっくりと観察していました。
④森に生息する鳥と昆虫を探してみよう!
森の中には、たくさんの鳥や昆虫たちが生息しています。子供たちは、生き物図鑑をみながら、「キジ」や「トンビ」「ギンヤンマ」を見つけました。「今、飛んでた!」「幼虫見つけた!」とたくさん写真を撮りました。
⑤森の役割を学ぼう!
森には土砂くずれを防ぐ、雨水をたくわえてゆっくりと川に流す、光合成で空気中の二酸化炭素を吸収し成長することで地球の温暖化を防ぐなど私たちの暮らしに大切な役割があることもわかりました。
ふるさとの森では、最先端の技術を使った機械で気象データや様々な環境データをはかって緑地の二酸化炭素吸収量を計算しています。この時の吸収量を展示館内のカフェ・ラウンジにあるディスプレイで確認しました。子供たちは新しい発見もあったようで熱心にメモをとっていました。
当日のダイジェスト映像はこちらから!
さぁ、みんなもエコファミリーしんぶん2021年7月号 P07「ふるさとの森探検マップ」、P10「生き物図鑑」を持ってふるさとの森を探検しよう!
YKKは2006年から15年間、森を育ててきました。最初は小さな森でしたが、木々が大きく育ち、多くの生き物たちが集まってくるようになりました。ふるさとの森を含む敷地の一部をYKKセンターパークとして公開しているので、木がどれくらい大きくなって、どんな生き物たちがいるのか、自分の目でたしかめてください。探検マップは丸屋根展示館2号館のカフェラウンジでもお渡ししています。
夏休みはYKKセンターパークへ行こう!
画像をクリックすると『YKKセンターパーク』のHPをご覧になれます。