「学校がつらい」「学校に行きたくない」と感じる子の多くに、HSCの気質が見られることを知っていますか?
今回は、多くのHSCにとって、学校がどんなふうに負担になるのかを把握することができるように学校との相性を知るためのチェックリストを紹介します。
学校に行きたくないと感じやすいHSCの“ポジティブな側面”
HSCとは、Highly Sensitive Child=人一倍敏感な子のことで、以下の記事でも、敏感さ・繊細さ・感受性の強さ・思慮深さ・共感性の高さといった特徴について紹介してきました。
精神科医が挙げる「HSCの10の特徴」とは? 子どもに合った接し方や対応のポイントを紹介(外部サイトに移動します)
今回取り上げるのは、HSCには「学校に行きたくない・つらい」と感じる子が多いといったことについてですが、その前に、HSCのポジティブな面について触れておきたいと思います。
HSCには、その気質ならではのポジティブな面がたくさんあります。生まれ持った気質や感覚にフィットする環境・関わり方を大切にされて育つことができると、そのポジティブな面が表に出やすいといえます。
例えば、下記のような面です。
HSCのポジティブな面
- 人の気持ちを鋭く察知したり、その場の空気を読み取ったりするなど、共感力や直感力に優れている。
- 思いやりがあり、細かい気配りができる。
- 自分が交流を深めたい相手を選び、その相手と深くつながって共感し合うことを好む。
- 正直で誠実である。
- 想像性豊かで、芸術性や創造性に優れている。
- 好き嫌いがはっきりしている。
- 感じる力(感受性)が強く、感性が鋭い。
- 物事を深く考えたり、深く読み取ったりする。
- 責任感が強い。
- 面倒見がいい。
- 平等で人権が尊重される平和や調和を大切にする。
- 調和や秩序が保たれるためのルールを大切にする。
ところが、生活の場が、家から園や学校などの慣れない外の場所に移ることによって、その子のかけがえのない魅力や個性がかき消されてしまい、逆にネガティブな面が表に出 てきてしまいやすくなるのです。
続きでは、自らもHSPで、不登校の経験を持つ斎藤裕医師により作成された「気質と学校との相性を知るためのチェックリスト」をご紹介します。
全文は教育情報サイト「ソクラテスのたまご」でご覧ください。