子ども自身がイライラしたり、怒ったりすることで、友達との関係がうまくいかず、困ってしまうこともあるでしょう。
今回の記事では怒りっぽい子どもが、自分自身の感情をコントロールするためのトレーニング方法をお伝えします。
子どもはアンガーマネジメントを望んでいるか?
具体的なアンガーマネジメントのトレーニングを教える前に気をつけて欲しいことがあります。それは、子ども自身がアンガーマネジメントの必要性を感じているかということです。本人が「怒った後で落ち込んだり、悔やんだりして困っている」「怒りっぽいのを何とかしたいと思っている」のでしたらトレーニングを続けていくことができるでしょう。
しかし、感情のコントロールは一日で身につくものではありませんし、他の誰かが変わって何とかできるものでもなく、本人が主体的に取り組まないと意味がないのです。ですから、子ども自身が何のためにアンガーマネジメントをする必要があるのか知っておくことが大切なのです。
子ども自身が怒りの問題に気づけるように、子どもがアンガーマネジメントに取り組む際、動機づけの一つとして、次の質問をしてみるのもよいでしょう。本人にイエスかノーで答えてもらいましょう。
子どもが怒りの問題を知るための5つの質問
- 思うようにならないと大声を出したり、暴力的になったりしてしまう。
- 怒るとなかなかおさまらず、エスカレートしてしまう。
- 怒っていることを上手く伝えられない。
- 普通にしていても怒っているように見えてしまう。
- 怒ったあとケンカになるなど、よいことがなく嫌な気持ちになる。
もしひとつでもイエスがあれば、怒りの感情と上手くつきあうアンガーマネジメントを学ぶ意味があるといえますね。例えば、漢字が書けるようになる、自転車が乗れるようになることと一緒で、毎日少しずつ練習をしながら身につけていくことで、怒りに支配されずに済みます。
もう少しいえば、怒りを感じたとしてもその先どうするか最善の方法を自分で選択していく力がつくということです。
続きでは、子どもが実践しやすい「感情をコントロールするための5つのトレーニング方法」をご紹介します。
全文は教育情報サイト「ソクラテスのたまご」でご覧ください。