ママ友の態度や子どものことが気になり過ぎる。マイナス思考への処方箋はある?

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ソクラテスのたまご

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公認心理師・佐藤めぐみさんがアドバイスする「専門家が答える 親子の悩み相談室」。

今回、読者から寄せられた悩みはマイナス思考によるストレスと、親の性格が与える子どもへの影響について。

子育てに心配事はつきものですが、あまり神経質になり過ぎると疲れてしまいますよね。思考をポジティブに変換させることはできるのでしょうか。

 

【今回のお悩み】

もともとマイナス思考で心配性。子どもが学校で友達に嫌な思いをさせられたという話を聞いたり見たりすると、子ども以上に落ち込んで必要以上に心配をしてしまいます。また、相手は忙しかっただけかもしれないのに、ママ友のあいさつが素っ気なかっただけで「何かしてしまったかも?」と不安になってしまいます。不安そうな親に育てられた子どもに悪影響はあるの? 感情のコントロールができるようになりたいです。(小学3年生・女子の母/42歳)

 

マイナス思考の人は、心の会話の“質”と“量”を見直そう

人は、誰しも心の中で自分自身と会話をしています。口には出さずとも、頭の中でポンポンと言葉が飛び交っていませんか?

思考がプラスかマイナスかというのは、心の中で行う自分自身との会話の“量”と“質”とに直結しています。マイナス思考の人はその言葉の量が多く、質的にも自分を苦しめる言葉を用いているのが特徴的です。

心の会話量を減らしてみよう

実は、今回のケースのようにストレスを抱えている人ほど心の中の会話量は膨大です。「ああでもない、こうでもない」と、自分の中で押し問答していることはないでしょうか? 先々の分からないことに対して、仮定を作り上げていませんか?

まずは普段から「いま私は何を悩み、何を考えているかな」と1分間、冷静にモニタリングする時間を作ってみましょう。いろいろな会話がうごめいているのをキャッチできるはずです。特にお母さんたちは「あれしなきゃ、これもしなきゃ」と思考が忙しいもの。だからこそ、目を閉じて心の中でどれだけ言葉を発しているかということに気付いてあげることが大事なのです。自分の心の会話を観察してみると、“考える必要のないこと”、“考えても答えが出ないこと”が多いことに気付くことができます。

そして、次に行いたいのが“自分の考えを疑う”こと。不確定要素の事柄に対して「~かもしれない」「~が起きるかもしれない」「~だったらどうしよう」といったフレーズを繰り返していると、思考は収まりません。

「こんなことを考えていても、本当の答えは分からない」「なぜ、考えても答えの出ないことに時間を費やしているんだろう」といったように、良い意味で自分に突っ込みを入れて無駄な要素を減らしてみましょう。これは自分を客観視するという心理スキルの一つですが、そうすることである程度、不安な気持ちが和らぎます。

会話を意識することでスッキリと、心をシンプルにすることができます。

 

リンク先では、心の会話の質の高め方やわが子の心配事と向き合う方法をご紹介します。

全文は教育情報サイト「ソクラテスのたまご」でご覧ください。

 

 

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