今回は北海道を除く本州・四国・九州の里山(人里近くの山や森林)などに生息しているイヌ科の動物、ホンドタヌキを紹介します!
ホンドタヌキってどんな生き物?
植物も肉も、何でも食べる
タヌキは、ネズミなどの小型哺乳類、昆虫、果実などを食べる雑食性の動物です。夜に活発に活動する“夜行性”ですが、日中も全く行動しないわけではなく、日なたぼっこをすることもあります。
普段は数匹の家族単位の群れ、ペア、または単独で生活しています。単独で生活しているのは、成長し独り立ちしたばかりであることが多いです。
夫婦で子育て
タヌキの夫婦は基本的に、ライオンのような一夫多妻制ではなく一夫一妻制です。
雄も積極的に餌を運んだり毛繕いをしたり、夫婦で一緒に子育てをします。子供が親と同じくらいの大きさに成長するのは生後10カ月頃。子供同士の関係も弱まっていき、次第に独り立ちして新たな群れを作り生活するようになります。
みんな同じ所でトイレをするって本当?
複数のタヌキが一定の場所にふん(うんち)をする「ためふん」という習性じゃな。タヌキ同士でのコミュニケーションや、行動範囲を見分ける役割があると考えられておるんじゃ。
夏と冬で体型が変わる
タヌキの大きな特徴は、目の周りの黒い模様にずんぐりした体型、短い脚。特に体型は季節によって大きく変わります。
夏は比較的すっきりとした体型ですが、秋になると寒い冬に備えるため餌をたくさん食べて脂肪を蓄えます。その上ふわふわの冬毛が密に生えるので、より丸く太って見えるのです。
八木山動物公園フジサキの杜の仲間たち!
ムラ オス 推定10さい
ハムオとミミオのお父さん。
タマキ メス 推定2さい
群れで体が一番小さく逃げ足が速い。
ハムオ オス 9さい
ミミオ オス 9さい
2匹とも動物園生まれ。ハムオは右耳が垂れており、ミミオは両耳が垂れている。