今回は陸で最も背の高い動物、キリンを紹介します。キリンの模様は私たちの指紋のように、1頭1頭違った形をしているんですよ!
キリンってどんな生き物?
サバンナの代表的な生き物
キリンは、アフリカのサハラ南部にある乾燥したサバンナ(草原)やまばらな森林地帯に生息しています。群れ一つでだいたい6?12頭。大抵はお互い離れて過ごし、危険を感じたときに集まります。
主に食べるのは、アカシアの葉や枝、皮、実などです。他の草食動物が届かない高い所から食べますが、キリン同士でも食べる場所が違い、雌より背の高い雄は、より高い所から食べます。
長~い舌と長~い足
キリンの特徴といえば、なんといっても長い首。ですが、長いのは首だけではありません。実は舌も長く、その長さはなんと約40cm。この長い舌を伸ばし、背丈よりさらに高い所の枝葉を上手にからめ取ったり、とげがある植物を器用に避けて食べたりするのです。
長い足の先には2本の大きなひづめがあります。このひづめは人間でいう中指と薬指に当たり、とても硬いです。敵に狙われたときは、長い足と硬いひづめによる強力な蹴りで応戦します。
何も食べていなくても口をもぐもぐするって本当?
「反すう」という行動じゃな。一度食べて飲み込んだ物を、胃から口に吐き戻してかみなおしているんじゃ。食べ物の消化・吸収を助ける働きがあるんじゃよ。
親子のつながりが強い
キリンの妊娠期間は平均460日。その間に大きく成長し、生まれたばかりの子供は足から頭までの高さが約1.7m、体重は60kgほどもあります。生まれてから2時間程度で立てるようになり、母親のミルクを飲むのです。
生後1週間でクレイシ(共同保育所)と呼ばれる若い子供の集団に入り、3、4カ月の間大人の雌たちが協力して育てます。その後、生後16カ月までは母親と過ごします。
八木山動物公園フジサキの杜の仲間たち!
ユウキ オス9さい
足の長さはなんと2m以上、人間の大人が体の下を歩いて通れます。長い木の枝を角に上手に挟んで、持ち上げるのが趣味で、同じ運動場にいるシマウマと仲良しです。
アイ メス2さい
目が大きくかわいらしい顔つきで、人懐っこい性格です。背丈は約2.5mで、ユウキの半分ほど。成長して大人になったらユウキと同居する予定です。