レッドリストとは?
IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年3月の時点で、絶滅のおそれがある種は約37,000種掲載されている。
ウミイグアナ
ウミイグアナはトカゲ類の中で、海に適応した唯一の種です。遊泳力が高く、深さ20mまで潜ることもあります。
分布するのは南米エクアドルのガラパゴス諸島のみで、海中に生育する海藻類を主食としています。
1990年代からは、繰り返される気候変動(地球温暖化)の影響の深刻化が指摘されるようになりました。
特に「エルニーニョ現象」の発生頻度の増加は、ウミイグアナを激減させる原因となっています。
これは南米大陸沿岸の太平洋の水温が上がる現象で、発生すると栄養豊かな水の流れを抑えつけてしまい、ウミイグアナの主食である海藻類や、ガラパゴスペンギンなどの主食である動物プランクトンが減少。
ガラパゴスに固有の海洋生物は、とても大きな影響を受けてしまうのです。
情報・画像提供:WWFジャパン
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