黒部市立中央小学校「カラーセロハンでステンドグラスを作ろう!」

今月紹介するのは砺波市立出町小学校の合唱クラブです。50年以上続くこのクラブは、長い歴史の中、様々な場所で歌声を響かせてきましたが、昨年と一昨年はNHK全国学校音楽コンクール(Nコン)全国大会にも出場しました。コンクール間近の練習で上達のスピードが上がり、緊張感が最高潮に達した本番、今までにないくらいすてきな歌声が響き渡ったそうです。今年度は3〜6年生35名が活動し、「今年も!」という思いが芽生える中、残念ながらコロナウイルスの影響でコンクールが中止になってしまいました。練習が数カ月できない状態から、マスクや消毒、子供同士の距離など、様々な対策をして、ようやく練習が再開できるようになったそうです。活動再開時の目標は「Nコンに動画を投稿すること」となりました。会場で歌えないのは残念ですが、目標に向かって練習をスタートしました。その後は3学期には、管楽器クラブと合同で行う「春を呼ぶコンサート」に向けて練習を重ねる予定だそうです。

練習は腹筋を鍛えるトレーニングから始まり、体や表情をほぐすダンスなど、喉と体を少しずつ慣らしている様子でした。その後パートごとに歌ったり、学年ごとで歌ったりして、課題曲を少しずつ覚え、音を合わせていました。
取材日はとても暑く、マスクをしながらの合唱は、今までの練習にはない大変さを感じていたようです。それでも歌うことが好きな子供たちは、どうしたら美しい歌声になるか、どんな練習をするかを真剣に考えて取り組んでいました。

練習でみんなをまとめるのは6年生だそうです。その姿を見る下学年は、自然と6年生の役割を感じ取っているようで、5年生に6年になったらどんな合唱クラブにしたいか聞くと「みんなで仲よく楽しく活動できる合唱クラブにしたい」「協力してすてきなメロディーをつくれるようなクラブにしたい」と話し「みんなで!」という思いが感じられました。
マスクを付けての合唱や、練習時間の制限など今までとは違う活動ですが、「みんなで歌うことが好き」という子供たちの前向きな気持ちを感じることができました。「笑顔で気持ちを一つにして演奏する」を今年度の目標に、出町小の子供たちにしかつくれない美しい歌声をつくるために、気持ちを一つにして練習に励んでいくそうです。
〇歌を歌うことが好きだったから
〇歌うことが好きでもっと上手くなりたいと思ったから
〇歌が好きで、出町小の合唱クラブ金賞をとっている様子がテレビで紹介されているのを見て、入りたいと思ったから
〇音楽自体が好きだし、歌うことが楽しいから

〇小さい頃は、話をするときと同じ声で歌っていたけど、それから歌う声を出せるよう
になって声もきれいになったし、歌うことももっと好きになった。そういうところが
成長したと思う
〇新しい曲を歌うときにすぐに音程を取れるようになった

〇音取りで#(シャープ=半音上がる記号)がたくさんあると難しくて大変

〇同級生や他の学年のみんなと仲よくなったこと
〇みんなで音を取ったり、歌ったりすること

〇家で歌っていたら前より声が大きくなったと言われた

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