税金の役割を学ぶ出前授業
今月紹介するのは滑川市立南部小学校の「税金について学ぶ授業」です。南部小では10年前から6年生の社会科で、講師を招いた出前授業を行い、税金について学んでいます。
この日は、事前に勉強していたことを含めて、税金の種類や集め方、消費税、税金の使い道などをより詳しく説明してもらいました。その中で税金が50種類もあることや、消費税はなぜ8%と10%があるかなど、新しい発見があったようです。授業では10kgの模型を使って一億円の重さを体験する時間もありました。予想外の重さに驚く子、一万円札一枚あたりの重さを計算する子、一億円あれば何ができるかを考える子、それぞれの目線で考えていました。
初めて聞く言葉や少し難しい内容でも、一つずつ説明してもらい、体験したり、自分で考えたりすることで、しっかりと理解できたようで、授業の前と後では子供たちの考えに変化がありました。授業前には税率が上がることに対して否定的だった意見も、授業後には「税金がなければ学校自体が成り立っていないから、大事なものだと分かった」「使い道がよく分からなかったけど、これだけ役に立っているのかと驚いた」と、社会の中で税金がとても大切な役割を果たすことを理解していました。