税金の仕組みを学ぶ
今月紹介するのは高岡市立能町小学校の「税金について学ぶ授業」です。
能町小では毎年、6年生の社会科の授業で講師を招いて「税金」についての出前授業を受けています。
この日、学んだのは税金の種類、役割、使い道についてです。
税金は警察署や消防署、救急救命センターなど生活を守るための場所で使われていて、小学校の机や教科書など子供たちが学校で勉強できる環境を整えるためにも役立てられています。
子供たちの身近な所にもさまざまな目的で税金が使われていることを知って新しい発見があったようです。
授業では10kgの模型を使って一億円の重さを体験する時間もありました。予想外の重さに驚く子、一億円あれば何ができるかを考える子、それぞれの目線で考える時間になりました。
担任の本間先生は「子供たちは社会科の授業で納税の義務については学習しており今回、より詳しく説明を聞いたことで一人一人が税について関心を持つきっかけになったと思います」と話しました。
難しい内容でも、積極的に質問したり、体験したり、自分で考えたりすることで、しっかりと理解できたようです。
授業に参加した子供たちは「税金がある世界とない世界を比べてみて、安全に健康で生きていられるのも税金のおかげだと思いました」「税金は私たちが意識していないところでたくさん使われていることがわかりました」「私が政治に参加できるようになったら、税金を大切に使ってくれそうな人に投票したいです」と、授業の前と後では子供たちの考えに変化があり、税金には大切な役割があることを理解していました。