【食品ロス】食品保存マイスターがお伝えする 食品ロスを防ぐ食品保存術&活用術 果物の保存編【vol.16】

宮城県

冨野真美子(住宅収納スペシャリスト)

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タイトル:食品保存マイスターがお伝えする 食品ロスを防ぐ食品保存術&活用術!

野菜の次に食品ロスが多い食材は果物。これから旬を迎える果物も正しく保存し食品ロスを防ぎましょう!

 

果物の保存方法

  • イチゴ
    冷蔵室:水洗いをせずキッチンペーパーを敷いた保存容器にヘタを下にして並べ、キッチンペーパーで覆い蓋をする(5~6日)
    冷凍室:砂糖をまぶして冷凍用保存袋に入れる(1カ月)
  • キウイ
    野菜室:追熟や乾燥を防ぐためポリ袋に入れる(2~3週間)
    冷凍室:食べやすい大きさに切り、重ならないよう保存袋に入れる(1カ月)
  • オレンジ
    野菜室:乾燥を防ぐためポリ袋に入れる(1カ月)
    冷凍室:果肉を取り出し、重ならないよう保存袋に入れる(1カ月)

★ポイント★
キウイやオレンジなど温暖な環境で育つ果物は、長時間低温で保存すると低温障害を起こすので基本的には常温保存でOK。ただし室温が高くなる時季や完熟した物は野菜室で保存しましょう。

 

食品ロス削減レシピ
自家製ドライフルーツ(自然乾燥)

干すことで甘さが増し、かんきつ類は皮もおいしく食べることができます!

材料

●おうちにあるフルーツ 適量
※今回はキウイとオレンジで作ります

作り方
  1. キウイは皮をむく。オレンジは表面をきれいに洗い水分を拭き取る(農薬が気になる場合は重曹水※に30秒ほど入れて洗い流す)。
  2. 4~5mmにスライスし、ザルや網の上に重ならないよう並べる。
  3. 日当たりの良い場所で2~3日乾燥させる(途中、裏返す)。

※重曹水…大きめのボウルに水と重曹小さじ1を溶かす

★ポイント★
市販品と違い水分が残っているので、冷蔵庫や冷凍庫で保存してください。
保存期間の目安は冷蔵で4~5日、冷凍で1~2カ月です。

 

食品ロス削減レシピ
自家製ドライフルーツ(オーブン)

日当たりが悪い場合や湿度が高い時季はオーブンで簡単に作ることもできます♪

材料

●おうちにあるフルーツ 適量

作り方
  1. 自然乾燥と同様に皮をむく、表面を洗うなど果物にあった下処理をする。
  2. 4~5mmにスライスし、ザルや網の上に重ならないよう並べる。
  3. 120℃に予熱したオーブンで1時間焼く。途中で裏返し、焦げないよう様子を見る。

★ポイント★
・ご家庭のオーブンの火力や果物の量によって焼き時間を調節してください。
・保存方法、保存期間は自然乾燥と同じです。

仙台市が運営する食の3R推進サイト『もったいないキッチン』にはいろいろなエコなレシピがあります♪ぜひ作ってみてくださいね♪

 

食品ロスクイズ!
地元で生産された物を地元で消費することを何という?
A.地元消費 B.地産地消 C.地元地消

答え:B.地産地消

日本の食糧自給率は37%で、60%以上を輸入に頼っているにもかかわらず、食品ロス量が年間570万トン(令和元年度推計値:令和3年11月30日公表)と、多くの食糧を捨てています。
地産地消を行うことで地元の生産者の方々の保護や活性化につながり、さらに、食糧の運搬・運送のエネルギー消費が抑えられることで、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出削減にもつながります。

みんなが住んでいる地域ではどんな食べ物が作られているかな? 毎日食べている食事の地産地消を探してみましょう。
出典:農林水産省ホームページ(https://www.maff.gojp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html)

食べ物は大切な命。その命をいただくことのありがたさを忘れず、毎日の食事に感謝しながらいただきましょう。

 

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