【おうちで工作じかん】ロゼットを作ろう!~折り紙で作るヨーロッパ発祥の装飾品~【vol.10】

2月、3月と大きな地震が立て続けに起こり、自宅の防災用品を見直した方も多いのではないでしょうか。
これまで日本で起きた大地震では、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがを負ったりしました。まずは地震の揺れを無事に乗り切ること。そのためのポイントを紹介します。
阪神・淡路大震災における震度7の地域では、住宅の全半壊をまぬがれたにもかかわらず、全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したというデータ(※1)があります。
しかもただ倒れるだけでなく、日常では考えられないことが起きるのです。たとえば…
つまり建物が無事でも、家具が倒れるとその下敷きになってけがをしたり、室内にさまざまな物が散乱したことで火災からの避難が遅れてしまうことがあります。
※1 日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」
重い物を下に入れて重心を低くしたとしても、実際には建物の構造や階数、置かれた部屋の状況によって倒れやすさが違ってきます。
たとえば、木造の一軒家か、それともマンションのような鉄筋コンクリート造の集合住宅か。さらに同じ集合住宅でも、建物は何階建てか、何階に住んでいるかによっても、揺れ方は違います。
こうした建物本体の揺れ方、家具それぞれの揺れ方、もしくは家具を置いた床材の種類などによって家具はさまざまな動き方をするのです。
万一のときでも倒れたり、移動したりする危険性を下げるため、家具をしっかり固定しておきましょう。
家具を固定したとしても、必ずしも万全とはいえません。そこで、安全という面から家具の置き場所を見直すことも、転倒などによる被害を防ぐための大きなポイントとなります。
出入口付近に家具を置くと倒れたり、中身が散らばってドアが開かなくなることがあります。位置や向きはよく考えましょう。
また台所は、食器が飛び出し床がガラスの破片だらけになることもあります。スリッパなどを常備しておくのもおすすめです。
できるだけ家具を置かない、置く場合もなるべく背の低い物にするのが理想的です。
壁を背にした家具は前に倒れるので、寝ている自分に倒れて来ないよう向きを工夫するか、家具の高さ分だけベッドから離れた場所に置く方が安全です。
「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」(首相官邸ホームページ)、
「地震による家具の転倒を防ぐには」(消防庁)を加工して作成