レッドリストの動物たち「ニシツノメドリ」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2021年12月の時点で、絶滅のおそれがある種は約40,000種掲載されている。

 

ニシツノメドリ

ニシツノメドリは、北大西洋に分布する海鳥で、ヨーロッパから北米大陸にかけて広く生息しています。
餌を求めて巣から通常10km前後、最大100kmもの距離を飛ぶことも。泳ぎがとても上手で、通常は30mほどの深さの海中で魚を追い、彩り鮮やかなくちばしで魚を何匹もくわえて巣に運びます。
「ツノメ」の名前は、夏羽の時に見られる、目の上の角のような模様が由来です。

ノルウェー最大の繁殖地だったロスト島では、つがいの数が1979年に150万といわれ、2015年に28万9千まで減少。
原因の一つは漁業拡大による食物不足です。ひなが栄養不足になり、巣立てなくなる危険が高まっています。
さらに地球温暖化による海水温の上昇が主食の魚類に変化をもたらし、繁殖に影響する可能性も指摘されています。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
ホームページ:https://www.wwf.or.jp/
メール:hello@wwf.or.jp
電話:03-3769-1241

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