子供が自分で簡単にお片付けできる子供部屋の収納術を、住宅収納スペシャリストの冨野真美子さんに伺います!自己肯定感や集中力がアップする「自分でできた♪」を増やすしくみづくりで子供のお片付け能力を育てましょう!
第1回目は集中力を上げる子供部屋レイアウト、リビング学習の場合の環境づくりを紹介します。
部屋づくりのポイントは2つ!
- 部屋の目的を明確にする
- 勉強と遊戯のエリアを分ける
子供部屋に本人以外の物が置かれていませんか?子供部屋にはその部屋を使う人以外の物を置かないようにしましょう。
学習ゾーンの周辺に学習用品以外の物が置かれていませんか?
勉強中におもちゃや漫画などが視界に入ってしまうと、そちらへ意識が向いてしまい集中力が損なわれてしまいます。勉強中に視界に入らない場所へ収納しましょう。
自室学習タイプの子供部屋のレイアウト例
★ポイント★
- 学習ゾーンと寛ぐ・遊ぶゾーンを分けて物を配置
- ベッドは勉強中に視界に入らない位置に置く
- 利き手と逆側に窓がくるよう勉強机を配置
適度な自然光で学習ができ、手元が影になりません ※右利きなら窓は左、左利きはその逆 - 部屋の入口に対して背を向けないよう勉強机を配置
背を向けると入り口からの気配が気になって集中力が損なわれます
リビング学習タイプの環境づくり
★ポイント★
- 親の目が届きやすくテレビなどの誘惑が視界に入りにくい場所
- 背後や上部に人の気配を感じにくい場所(吹き抜け階段などの真下は△)
- 部屋の入口に背を向けない場所
- 学習スペースの周りに学習用品以外の物は置かない
- 学校用の筆箱とは別に、リビング用の学習セットを学習中に手が届きやすい場所に置く
散らかりを防ぐため必要最低限の物だけ(鉛筆・消しゴム・定規・鉛筆削り・赤青鉛筆・お母さん用の添削ペンなど)
この他、リビングは共有スペースなので家族でルールを話し合うことも大切です。
例えば「図書館もみんなが使う場所だから、読んだ本は自分でも片づけるよね?」「消しゴムのごみなどで机が汚れたらきれいにしておくと次に使う人が困らないし、もし自分が使うときに汚れたままの机があったら使いたくなくなっちゃうよね?」など、具体的な例を交えながら説明をすることで小さいお子さんにも伝わりやすくなります。
まとめ
小学校低学年の頃は特に集中力が損なわれやすいので、学習環境を整えてあげることがとても大切です。
お家の広さや間取りなどその後家庭によって状況は異なりますので、ご家族のライフスタイルやお子さま本人の性格に合った学習環境を見つけてみてくださいね。
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