レッドリストの動物たち「リカオン」

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レッドリストとは?

IUCN(国際自然保護連合)が作成している、絶滅のおそれがある世界の野生生物をまとめたもの。2025年3月の時点で、絶滅のおそれがある種は約47,000種掲載されている。

 

リカオン

リカオンは中型草食動物を獲物とする、全長最大1.5mほどのイヌ科の動物です。一組のペアを中心とした群れをつくり、すみかとするサバンナや草原を毎日10kmも移動しながら生活しています。
そんなリカオンにとって、生息地が分断されることは深刻な脅威。移動ルートが道路や集落で遮られると、自由に動けなくなるだけでなく、家畜を襲う害獣として駆除されてしまいます。さらに、ペットのイヌから病気をうつされて命を落とすことも少なくありません。

群れでは最上位のペアだけが子供を産みます。この2頭を失うと群れは崩壊し、繁殖は困難になります。最近の調査では、気候変動によって捕獲する獲物の量と、育つ子供の数が減少していることも分かってきました。
気候変動対策は、今や重要な野生動物保護の柱の一つになりつつあります。

 

情報・画像提供:WWFジャパン
WWFは、人と自然が調和して生きられる未来をめざす環境保全団体です。

問い合わせ:WWFジャパン
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