スポンジスタンプアート~オリジナルの色画用紙を作ろう~【おうちで工作じかん】

たくさんのご相談を投稿頂きありがとうございました。お寄せ頂いた中から、一部ご紹介いたします。
子どもの性格は百人百様です。積極的な子どももいれば、消極的な子どももいます。もう少し正確に言えば、同じ子どもでも、ある状況では積極的だけれども、違う状況の時には消極的だったりすることもあるでしょう。これは、大人でも同じですね。
社会的には「積極的な子ども」にはポジティブな評価を与えられやすく、「消極的な子ども」にはネガティブな評価を与えられやすいのかもしれません。そのように理解すると、やはり「人見知り」や「発言・発表が少ない」という状況は心配になることでしょう。
まず、大切なことは、積極的な子どもが良くて、消極的な子どもが悪いという固定観念から親が離れることだと思います。「消極的な子どもは良くない」と思ってしまうと、「どうにかして積極的な子どもにしよう」という親の気持ちが前に出すぎてしまいます。
子どもには子どものペースがあります(大人にも大人のペースがありますね)。親が子どもの気持ちに目を向けず、子どもを積極的な性格にしようとしてしまうと、子どもは苦しくなります。なぜかというと、子どもは「積極的になりたいけれども、なれない自分はダメだ」と思っていることも多いからです。そうすると、子どもの自己肯定感は下がっていきます。
そうならないために、子どもの性格をポジティブに見るための工夫を紹介します。心理学で「リフレーミング」という考え方があります。ある性格(出来事)を、今の見方とは違った見方をしてみると、見える世界は違ってくるというものです。
例えば「飽きっぽい」と言われる子どもがいます。
これを違う見方をすると
「好奇心旺盛」とか「興味の範囲が広い」
というように変換できるかもしれません。
私たちがネガティブに捉えていたことが、ポジティブに捉え直すことができます。
今回のご質問は、どのように捉えることができるでしょうか?
「人見知りをする」というネガティブな面は
⇒「協調性がある、控えめな」とポジティブな面に見方を変えることができます。
人間関係を構築していくうえで、協調性があることは重要ですし、控えめなことが大事な場面も多々あるからです。
「発言・発表が少ない」というネガティブな面は
⇒「慎重である、熟慮している」とポジティブな面に見方を変えることができます。
安易に発言をして恥をかかないように、自分が傷つくことを避けることができる能力です。傷つくことを避けるということは、人間にとって大切な能力です。
このように考えてみると、問題だと思っていたことが、問題では無くなっていきます。そうすると、必要以上に、子どもを責めることが少なくなります。これは「叱ってばかりいる・叱られてばかりいる」という親子関係の悪循環に陥らないために重要です。
もう一つの視点をお話しましょう。
よくある場面として「〇〇してみたら?〇〇しなきゃダメじゃない!」というように消極的な性格の子どものお尻を叩いて(心理的な意味で)、積極的な性格の子どもになるように変化させようとすることがあります。これには注意が必要です。なぜならば、そこには親からの強制力が働いたり、場合によっては恐怖で子どもを動かそうとしたりするからです。一時的には効果があるかもしれませんが、多くの場合、それは継続しません。子どもが自らやってみようと思っていないからです。
では、どうしたらよいでしょうか?
子どもは、自分が不安なときに親にしっかりと甘えることができると、親を安全基地にして自ら親元を離れて、自由に探索行動をすることができるようになります。つまり、子どもが消極的にならざるを得ない気持ちを受けとめて(例えば、発表するのはドキドキしちゃうよね、手を挙げて発言するのは緊張しちゃうね 等)、子どもが安心できる雰囲気を作り、あくまで、自ら積極的な行動をしたくなるように、親が子どもを支えていけるようになることを意識してみることが大切でしょう。
この質問は、非常に多い質問の1つです。
私の相談室にもインターネットやゲームの時間がどんどん長くなっていくことによって、
・眠るのが遅くなった。
・朝起きられなくなった。
・イライラするようになった。
・体調不良を訴えることが多くなった。
・学校(保育園)を休むようになった。
等という相談をよく受けます。
また、このことによって、親が一方的にインターネットを使えない状況にしたり、ゲームを取り上げたりすることで子どもから親に対する家庭内暴力に繋がることもあります。
本来、インターネットやゲームは、「楽しむためのツール」です。
しかし、インターネットやゲームで悩む人たちは「満たされないこころ」を埋めるためのツールになっていることが指摘されています。「満たされないこころ」というのは、人間関係でしか満たすことができないので、インターネットやゲームでは満たされません。本来、満たされない方法で間違った満たし方をしようとしてしまうと、徐々にインターネットやゲームの時間が長くなっていき、いわゆる「ネット依存症」「ゲーム依存症」というものに繋がっていきます。
インターネットやゲームをしているとき、親は自分のために時間を使うことができます。また、子どもが泣いたり、叫んだり、わがままを言ったりすることを避けることができる時間かもしれません。これは、親にとっては好都合の場合が多いでしょう。
しかし、それは子どもとの情緒的な関わり(こころの交流)のチャンスを手放しているのかもしれません。インターネットやゲームをするときは、子どもがどんなものに興味を持っているのか、どういう人たちと繋がっているのかなどを知るためのヒントになりますし、親子でインターネットや、ゲームを楽しむことで情緒的な関わりもできます。そのような視点をもって関わってみてはいかがでしょうか。
もう一つの視点をお話ししましょう。
インターネットやゲームを「楽しむためのツール」にするには「楽しむためのルール」を作ることが必須です。このルールを決めなかったり、曖昧だったり、親の気分によって変わったりすると「楽しむためのツール」ではなく、「苦しむためのツール」になってしまいます。ルール作りについてはさまざまな書籍が出ているので、そちらを読まれることをお勧めします。今回のコラムでは、相談場面で私がよくお伝えする5つのことについてお話します。
このようなことについて、親が意識し、子どもとルールの話題について日常的に共有できると、インターネットやゲームとの適切な距離が取りやすくなっていきます。
そして、このような丁寧なやりとりが子どものこころを成長させていくのです。
実践してみてください。
相談回答はエコファミリーWEBにて掲載されます。相談は、公式LINEアカウントのタイムラインに投稿されている『エコファミこころの相談室』に記載のアンケートフォームから投稿できます。
※多数のご相談をお寄せいただいた場合は、掲載されない場合がございます。投稿が必ず回答されるものでないことをご了承ください。
※相談内容のみエコファミリーWEBに掲載されます。個人の特定に繋がる情報は掲載いたしませんのでご安心ください。
富山県こどもこころの相談室
代表(臨床心理士) 深澤 大地
長野県生まれ。関東の公的機関で教育相談員やスクールカウンセラーとして勤務。平成21年に富山県総合教育センター客員研究主事として招聘。平成29年に子ども専門の心理相談室「富山県こどもこころの相談室」を開設し、主に未就学児から30代までのカウンセリングを行っている。また、講演会、新聞の連載エッセイの執筆、雑誌への記事の掲載、メディアへの出演など、臨床心理士として県内外で活躍中。
所属学会等
「日本心理臨床学会」 会員
「日本遊戯療法学会」 会員
「日本箱庭療法学会」 会員
「日本精神分析学会」 会員
「日本学校心理学会」 会員
「富山県臨床心理士会」 前理事
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