5/21(土)エコファミワークショップinイオンモール新利府

たくさんのご相談を投稿頂きありがとうございました。お寄せ頂いた中から、一部ご紹介いたします。
このご質問は、子どもが話しやすいような「雰囲気」を親がどのように作っているかということが重要です。
子どもが親に話をしたとき、親が子どもの気持ちを受け取れないような接し方が頻繁にあると、子どもは親に「話をしよう」という気持ちが少なくなってしまいます。みなさんも、友人や同僚に気分の悪い聞き方をされたら、その人には話したくなくなることと似ていると思います。
では、子どもの話を聞くときに意識する点は何でしょうか。
以下に5つのポイントを挙げます。
(子どもが感じることや、考えることは自然と湧き上がってきます。そのため、親が防げるものでも、否定できるものではありません。まず、感じていることや、考えていることは受け止めてあげましょう)
(アドバイスはデメリットの方が意外に多いのです。子どもの話に安易に「〇〇したらいいよ」「〇〇したら?」と言ってしまうと、それができないときに、子どもは、かえって戸惑います。そして、親は「アドバイスをやらないあなたが悪い」「教えてあげたアドバイスができないあなたが悪い」という思考になりやすくなります。そうすると、結果的に子どもを責めてしまうことになります。アドバイスをするよりも、子どもの気持ちや考えを聞き、どのようにしていったらよいか一緒に考えていきましょう)
このようなことを意識しながら、子どもの話を聞く「雰囲気」を作ってあげてください。子どもは親に「あかあさん あのね」「おとうさん あのね」と話してくれるようになるかもしれません。
私の心理相談室では、この質問と似たような相談を非常に多く聞きます。
まず「相性が合わない」ということをどのように理解したらよいでしょうか(今回、ここで言う「相性」とは、心身の健康が著しく害されている関係を除きます)。
私も含めた親というのは、これまでの人生の中で相性が合う人もいれば、相性が合わない人もいることを経験的に知っています。では、相性が合わない人は全員あなたの人生にとって無駄だったでしょうか?おそらく、そうは言い切れないのではないでしょうか。
担任と相性が合わないと感じる場合、望ましくないことは、「親が子どもと一緒になって担任の批判をすること」です。子どものこれからの人生を考えると、これはあまり建設的ではありません。
なぜならば、親の言動を見て、子どもは他者を批判しながら生きていくことを覚えてしまうからです。
私にも子どもがいます。できる限り、他者を批判しながら生きていく人生を送ってほしくありません(それでも他者を批判してしまうときは、子どもが他者を批判しないといられない苦しい気持ちを聞くようにしています)。そして、できるだけ、苦しい気持ちやイライラする気持ちなどを、自分の中で抱えながら(葛藤しながら)乗り越えていってほしいと思っています。
これは、決して「相性が合わなかったら我慢をしなさい」ということではありません。
担任と相性が合わないと思ったとき、親が意識すべき重要なことは、どのようにかかわったら、子どもの「不安」「不満」「怒り」「苦しみ」「絶望感」などのネガティブな気持ちが軽減するかということです。
例えば・・・
・「そうやって言われたら悲しい気持ちになっちゃうね。」
・「そんなことがあったら腹が立っちゃったね。」
・「つらかったね・・・つらかったよね・・・。」
など。
子どもが、ホッと安心したり、元気になったりしていくような言葉をかけてあげることです。このことによって、子どもは人生の中で出会う悩みを自分で解決していく力がついていきます。
環境や状況を変えようとする前に、まずは、子どもの感じているつらいの気持ちや、イライラする気持ちと向き合ってあげてください。
そうすることで、子どものこころはどんどん成長していきます。
相談回答はエコファミリーWEBにて掲載されます。相談は、公式LINEアカウントのタイムラインに投稿されている『エコファミこころの相談室』に記載のアンケートフォームから投稿できます。
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富山県こどもこころの相談室
代表(臨床心理士) 深澤 大地
長野県生まれ。関東の公的機関で教育相談員やスクールカウンセラーとして勤務。平成21年に富山県総合教育センター客員研究主事として招聘。平成29年に子ども専門の心理相談室「富山県こどもこころの相談室」を開設し、主に未就学児から30代までのカウンセリングを行っている。また、講演会、新聞の連載エッセイの執筆、雑誌への記事の掲載、メディアへの出演など、臨床心理士として県内外で活躍中。
所属学会等
「日本心理臨床学会」 会員
「日本遊戯療法学会」 会員
「日本箱庭療法学会」 会員
「日本精神分析学会」 会員
「日本学校心理学会」 会員
「富山県臨床心理士会」 前理事
「学研教室の先生」は子供たちの「一生の担任」です
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