【おうちで工作じかん】スポンジスタンプアート~オリジナルの色画用紙を作ろう~【vol.1】

入学や進級を迎える春。子どもも大人も新しい環境に身を置く人が多くいます。私の娘も保育園に通い始めて2年目になり、「りす組」から「ぞう組」にクラスが変わりました。娘を保育園に送っていくのが私の日課なのですが、クラスが変わった初日のことです。これまでの「りす組」の部屋ではなく、「ぞう組」の部屋に送っていくと、娘は部屋の前で立ち止まり、笑顔は消え、必死に首を振ります。夕方、保育園から帰ってくると、これまでには見られなかった「ママに対する過度な甘え」「おもちゃを壁に投げつける」「食事をわざとひっくり返す」という行動が起き始めました。そして、このような一日の流れが一週間ほど続きます。
娘は初日から症状が出ましたが、4月は何とか緊張状態を保っていたのが、大型連休で気持ちが緩み、大型連休後に症状として表れてくることが多いのです。これを日本では「五月病」と呼んだりします(「五月病」という診断名や病名はありません)。
・眠れない、または寝すぎる
・食欲がない
・吐き気がする
・頭痛・腹痛
・不安になる
・気力がわかない
・イライラする
・元気がない
・怒りっぽくなる
・きょうだいに攻撃的になる
・親に過度に甘えてくる
などがあります。
これらは、ストレスによる一時的なものですが、そのストレスに何の対処もせずに、それが長引くと「うつ病」や「適応障害」などの診断を受ける人たちもいます。この一年数か月、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私たちの生活は慢性的なストレス状態になっています。このことから、今年は特にこの「五月病」には注意が必要です。
私は、臨床心理士としてカウンセリングの仕事をしているので、例年5月になると相談の申し込みが増える傾向があります。先ほど例として挙げた、「気力がわかない」「食欲がない」等の一時的によくみられる症状もありますが、「今まで楽しめていたことも楽しめない」とか、「大好きなこともやりたくない」というような症状もあります。このような症状があるときは、「うつ病」や「適応障害」などの、病気の入り口にいるということも考えられるため、学校のスクールカウンセラーや、カウンセリングの専門機関、医療機関などにかかることも考えてみてもよいかもしれません。
この3点を意識して、子どもとかかわってみてください。子どもは親から「大事にしてもらえている」「心配してもらっている」「パパやママがいるから安心」という気持ちを感じることができると、自然と回復していくことが多いのです。
と、この記事を書いている今、私の相談室のメールに、「大型連休明けから、やる気が起きずに、学校に行けない」という小学生の保護者からの相談予約が入りました。子どもと、親の気持ちをしっかりと聴きながら、この家族が一回り成長できるように支援をしたいと思います。
あるSNSの投稿:https://ecofami.com/special/detail/14382/
富山県こどもこころの相談室
代表(臨床心理士) 深澤 大地
長野県生まれ。関東の公的機関で教育相談員やスクールカウンセラーとして勤務。平成21年に富山県総合教育センター客員研究主事として招聘。平成29年に子ども専門の心理相談室「富山県こどもこころの相談室」を開設し、主に未就学児から30代までのカウンセリングを行っている。また、講演会、新聞の連載エッセイの執筆、雑誌への記事の掲載、メディアへの出演など、臨床心理士として県内外で活躍中。
所属学会等
「日本心理臨床学会」 会員
「日本遊戯療法学会」 会員
「日本箱庭療法学会」 会員
「日本精神分析学会」 会員
「日本学校心理学会」 会員
「富山県臨床心理士会」 前理事
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